構図の公式 第2弾です(第1弾はこちらから)。「三分割構図」とは
画面を3つに分割した交点に被写体を配置することで、バランスの取れた構図にできるもの。構図に迷ったときはまず3分割構図を試してみてください。縦配置でも横配置でもできる優れた構図は可能性無限大。
「3分割構図」とは?
1797年に「風景画の画面比を決定する法則」として登場していたといわれています。今から300年も昔。日本の歴史で言うと、江戸時代中期ぐらいにあたります。そんな大昔から使われていた構図。
慣れてしまえば簡単でかつ、アレンジが効きます。
どんな撮影がおすすめ?(特徴・効果など)
いろんなシーンに活用可能です。例えば、
- 物取り
- 人物写真
- 風景など
いろんな場面で使えます。
横2線・縦2線を意識します(グリット線の表示はカメラの設定でできます。sony αユーザーの方はこちらから。
赤点に合致するように対象物を置くと、ずっしり構えた安定感のある写真を撮ることができます。
具体的には?実際に作例を見てみよう
カフェ編(初心者向け)
例えばこの画像。カフェでの物取りに挑戦です。
- 対象物を見つける(おしゃれなかごを置いてみよう)
- 構図を意識する(三分割で撮るとすれば、右下ぐらいがいいかな)
- ピントを合わせる
fa-angle-double-down
単純な物取りですが、なんとなく締まって見えますよね。
生き物編(中級者向け)
お次は、「電柱に止まっているトンボ」を撮ります。レンズは、オールドレンズ(HELIOS 44-2 )。レンズの特性を活かして撮影したいところ…。
- 被写体を見つけ(電柱とトンボ)
- 構図を決めて(電柱を縦ラインに収めよう)
- ピントを合わせる
fa-angle-double-down
グルグルボケを活かしながら撮ることができました!
動物編(上級者向け)
愛知県神宮前にあります、熱田神宮に行ってきました。「神の使い」ともいわれる鶏を被写体に撮ります。ここでも構図を意識します。今回のポイントは、動物の目線に空間を置くことを意識しました。写真に奥行きがでます。
- 被写体を見つけ(鶏)
- 構図を決めて(鶏の目線に大きく空間をとろう)
- ピントを合わせる
fa-angle-double-down
最後に
いかがでしたでしょうか?三分割構図は、お見せしたように「時にダイナミックに、時に静かに空間がしまる」万能構図になります。迷ったときに試したみてください。